たたかいの展望
世界の本流は、内需拡大や公正な配分のルールがあたりまえです。日本では世界の流れに逆行するルールなき大企業の支配が横行しています。こうした財界・大企業の"戦略"に対し、労働者をはじめ広範な国民が「雇用と生活」「中小企業の経営」「食料と国土」「いのちと健康」「スポーツや芸術」を守れと、それぞれの分野で、大企業や政府の社会的責任を追及する闘いが起きています。このような国民意識の発展と、統一地方選挙を結合し闘いをすすめていくならば、2011年春闘の展望は開けてきます。
また、全国的な運動へと発展している普天間基地撤去、辺野古への新基地建設阻止、世界的な運動に発展させた核兵器廃絶などの平和運動は、日米安保条約の是非と国の主権・自立を問う、国民的運動に発展する条件を広げています。とりわけ10年1月の名護市長選挙と9月の沖縄地方選挙の勝利につづく沖縄県知事選挙での肉薄した奮闘は、憲法が定めた平和と民主主義を貫く日本の未来に展望を開きました。
また、私達の職場においても赤字経営が予想されるなか、800円の有額回答を引き出し、8項目に上る付帯要求の実現の前進をみたことは、要求に基づいて団結し、企業内のたたかいと全国的な闘いを結合して進めれば展望が開けることを示しました。
福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合
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